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エレクタ、Elekta Unityの製造販売承認を厚生労働省から取得

 エレクタ株式会社は、1.5テスラMRIと7MVのリニアックを組み合わせるという、これま

でにない構造の放射線治療システムである『Elekta Unity MR リニアックシステム』(以下、Elekta Unity)の製造販売承認を取得した。Elekta Unityによって、これまで以上に高精度で患者にやさしい放射線治療の可能性がひろがる。


Elekta Unity MR リニアックシステム

 放射線治療は近年飛躍的に進化したが、さらなる進化のためには解決すべき課題が残って

いる。より高精度な治療を実現するために、腫瘍や周辺の重要臓器の位置・形状・動きをより正確に把握することや、治療ビームの照射中に患部の状況をリアルタイムに把握することが、治療システムに求められていた。

 画像診断や放射線治療計画に使われているMRI画像であれば、CT画像ではコントラストがつきにくい軟組織についても、正確な位置や形状の情報を得ることができる。さらに、毎回の治療直前および照射中の重要臓器の位置も把握して、それを避けながら腫瘍にのみ照射することができる。

 しかし、磁場を発生するMRIと放射線を照射するリニアックの一体化は、技術的に大変困難であった。エレクタはそのハードルを乗り越えるべく、オランダのユトレヒト大学医療センターの長年にわたる研究成果に基づき、MRIとリニアックが一体化された次世代の放射線治療ソリューションであるElekta Unityを開発した。現在、世界中の9つの医療施設ですでに臨床に適用されている。


■Elekta Unity による(MRI画像を利用した)

 放射線治療のメリット

 Elekta Unityは、画像診断で広く使用されている高画質な1 .5テスラMRIと、このプロジェクトのために1から作り上げられた高精度リニアックを、高度なソフトウェアが一元管理する放射線治療ソリューション。

 現在、MRI画像は治療前の計画作成時や治療後の患部のフォローアップにCT画像とともに使用されているが、治療直前および照射中に取得できるのはCT画像のみである。MRI画像を治療直前および照射中にも確認できることのメリットとして、下記のような点が挙げられる。

・ リアルタイムで腫瘍の位置や輪郭をより正確に把握して、その状態に適応させた照射を行うことで、腫瘍を最大限制御しつつ近接する健常組織や重要臓器への影響を極力抑えることができる。

・ 照射中の腫瘍や重要臓器の移動・変形を確認して、必要に応じて照射を中断できる。

・ 呼吸性移動をともなう軟部組織も確認できるため、照射時に息を止めたり腫瘍位置がわかるようにマーカを埋め込んだりする必要がなくなり、患者の負担を軽減できる。

・ 治療時の画像取得のための追加被ばくを避けることができる。

・ 照射中の画像を蓄積することにより、治療効果を検証することができる。

 Elekta Unityは、MRI画像から得た情報をもとに患者様それぞれに最適化された放射線治療を、確信をもって実施していただけるよう、医療従事者をサポートする。