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カイロス、8K手術用ビデオ顕微鏡システム『Micro eight』を販売開始


エア・ウォーター株式会社のグループ会社で、高精細な8K映像技術を応用した医療機器を製造・販売するカイロス株式会社(以下、カイロス)は、新技術を搭載した8K手術用ビデオ顕微鏡システム『Micro eight』を開発し、9月2日より販売を開始すると発表した。

近年、がんの手術などで切断されたより微小なリンパ管等を吻合する超微小外科手術(スーパーマイクロサージャリー)が行われ始めており、こうした中、カイロスは8K映像技術を応用するとともに、新開発の技術により3Dを使用することなく自然な立体視を実現。70インチ8K大型モニタと組み合わせることにより、頭を上げたままの姿勢で手術を行うことができるMicro eightを開発。形成外科、脳神経外科、心臓外科等に対応する医療機関を中心に販売を開始する。販売目標は3年間で100台(レンタル含む)。


光嶋 勲 氏(広島大学病院 国際リンパ浮腫治療センター センター長)は、次のようにコメントしている。「8K手術用顕微鏡は再建外科領域のマイクロサージャリー、血管吻合、神経縫合、リンパ管吻合を支え、今後のマイクロサージャリー手技の飛躍的進歩に貢献すると思われます。また、大画面モニタを見ながら行うこの8K手術は多少訓練を要しますが、これからの若い微小外科医たちの首を守るための機器として、大変有用な手術道具になるだろうと確信しています」。


また、小林英司 氏(慶応義塾大学医学部 臓器再生医学寄附講座 特任教授)は「見えなかったものが見えるようになったら、縫えなかったものが縫えるようになる。すなわち、治らなかった病気が治せるようになるのではないか? Micro eightは、そんな夢を乗せて、カイロスのスタッフと開発しました」と、期待を寄せている。


8K高精細顕微鏡の技術は、手術以外にも病理検査や再生医学など幅広い応用が見込まれている。カイロスでは、8K 高精細顕微鏡の技術を応用し、将来は医療分野だけでなく、産業分野での活用も視野に入れ事業展開を図るとしている。


■主な特長

  1. ハイビジョン(2K)の16 倍の情報量をもつ高精細な8K 映像技術により、毛髪(70μm)の1/10 の大きさの被写体を可視化。

  2. 8Kカメラと被写体との距離•角度•光源を、緻密に計算された適正な位置に調整し、意図的に影を作り立体感を創出し(ドロップシャドー効果)などにより、単眼ながら8K高精細画像の立体視を実現。

  3. 大画面を見ながら、頭を上げたままの姿勢で手術が可能なため、執刀医は首や肩・腕など身体への負担が軽減され、手術の質を確保できる。また、医療スタッフも大画面を共有することで、術中の細かい注意点を視覚的に学ぶことが可能になる。

①製品名称:Micro eight(マイクロ エイト)※商標出願中

②一般的名称:可搬型手術用顕微鏡

③販売名: 高精細手術顕微鏡 V1

④医療機器届出番号:13B2X10311000003

※Micro eightの「e」は小文字のまま大文字サイズで表記

※②と③は「医療機器製造販売届出書」記載の名称


カイロス株式会社

http://kairos-8k.co.jp/