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オリンパス、高性能対物レンズシリーズ『X Line』を新発売

 オリンパス株式会社は、トレードオフの関係にある光学性能の基本要素、開口数(以下、NA)・フラットネス・色収差補正の3要素すべてを高いレベルで実現し、研究の信頼性と効率の向上に貢献する新しい高性能対物レンズシリーズ『X Line』と、プランアポクロマート対物レンズとして世界初のNA1.5を有する超解像/TIRF(※2)観察用高解像対物レンズ『UPLAPO-HR』を、2019年7月1日から全世界で発売する。


高性能対物レンズシリーズ『X Line』

 同社は 100 年にわたって積み上げてきた経験・ノウハウを生かし、独自の新しいレンズ研磨技術を開発した。これにより従来加工が難しかった形状のレンズが製造可能になり、この度発売する高性能対物レンズシリーズ『X Line』では画質を飛躍的に向上している。対物レンズは顕微鏡の性能を決定づける非常に重要な要素であり、X Lineを顕微鏡システムに搭載することで観察視野周辺部まで明るく高画質な信頼性の高い画像取得が可能になる。たとえば細胞のカウントや、細胞内のタンパク質分布の把握など定量的なデータ取得において信頼性の向上に貢献する。さらに染色した細胞組織の色が重要な判断基準となる病理研究においては忠実な色再現性により研究の信頼性を高める。視野全体で高画質な画像を得られるため、複数の画像を貼り合わせて組織の全体像を取得する際には撮影枚数が削減され、研究の効率向上が期待できる。

 またXLineと同時に世界初の NA1.5 を実現し、ナノオーダーの観察に適した超解像/TIRF観察用高解像対物レンズ『UPLAPO-HR』も発売。高い NAにより、弱い励起光でも明るく高精細に観察することが可能である。オリンパスは光学技術とデジタル画像処理技術により、ユーザの研究効率の向上と信頼性の高い観察をサポートしていく。


※1 一般的な液浸油(屈折率 ne=1.518)を浸液に用いるプランアポクロマート対物レンズとして世界初。2018 年 11 月時点(同社調べ)。

※2 全反射照明蛍光観察。励起光をカバーガラス表面で全反射させることで、カバーガラス表面の分子を分子単位で蛍光観察が可能。



■高性能対物レンズシリーズ『X Line』の主な特長

・最大 NA1.45 により、明るく高精細な画像を提供

・フラットネスの向上により、従来比約 1.7 倍(※3)の面積を高精細に観察可能

・400~1,000nm の広波長域で色収差を補正し、正確なマルチカラー蛍光観察と、色再現性の高い染色組織標本の観察を実現



■超解像/TIRF観察用高解像対物レンズ『UPLAPO-HR』の主な特長

・世界初 NA1.5 とフラットネスの向上を同時に実現し、高精細な観察が可能


※3 X Lineシリーズの平均値

超解像/TIRF観察用高解像対物レンズ『UPLAPO-HR』